「小金井市立はけの森美術館訪問と、国分寺崖線・坂とはけの道めぐりの散策」
9月10日(土)午後1時、JR中央線武蔵小金井駅改札前に集合しました。
参加者は扇田、和泉、山内、鈴木の4名です。
今日のコースは坂の上り下りが多いのですが、予想以上に気温が高いため、
熱中症に注意しながらスタートしました。
最初は「質屋坂」の下りでした。
この坂道は埼玉県志木から府中へ通じる志木街道の旧道で、
坂の東側に質屋があったことからこう呼ばれるようになったそうです。
小金井街道の下をくぐり、今度は「妙歓坂」の石段を上り、
はけの道を東に進み「車屋の坂」を上ったあと「白伝坊の坂」を下りました。
結構、暑さがきつかったです。
再びはけの道を進むと、
キウイフルーツがたわわに実っている果樹園がありました。
さらに進むと、目的の小金井市立はけの森美術館に1時45分頃に到着しました。
2時からのギャラリートークまでしばらく休憩したあと、
いよいよ学芸員の説明を聞きながら作品を鑑賞しました。
今回は、開館10周年記念展ということで、
笠間日動美術館所蔵のパレットコレクションの展示もありました。
色々な作家のパレットが展示されている中で、
私は東郷青児と宮本三郎のパレットが印象に残り、その絵葉書を購入しました。
日動美術館にパレットを寄贈する際に、
作家によってはパレットに絵を描いて寄贈されたようです。
パレットにもひとつの作品としての価値があると感じました。
この美術館は、中村研一のアトリエのあった場所に建てられているとのことで、
敷地の裏庭には湧水が出ていて池もあり、なかなか風情のあるところでした。
美術館を後にして、再びはけの道を進むと
「ムジナ坂」と呼ばれている急な坂がありましたが、
見ただけで上る気力がなくなりました。
今度は野川に沿って西方向に歩きました。
小金井神社を通り過ぎ、小金井小次郎の墓を示す石塔を右手に見ながら進み、
小金井街道の下をくぐり、
幡随院という立派な敷地を眺めつつさらに進みました。
そして、本日最後の坂「念仏坂」を上りました。
竹林を思わせるような雰囲気の坂で、
ここで本日最初で最後の集合写真を1枚撮り、ゴールの武蔵小金井駅に向かいました。
予定通りの4時に駅に到着し、国立に戻り解散しました。
参加者が4名と少なかったのですが、
これからも美術館巡りと散策のイベントを続けていきますので、
多くの皆様の参加をお待ちしております。(参加者1名でも実施します)
(本年11月に恒例の御岳美術館方面を開催する予定です)