久し振りの美術館巡りを2023年6月21日に実施しました。2019年9月以来の開催となりましたが、参加者は三浦弘幸さん、近藤あき子さん、私の3名でした。
今回訪問したのは「たましん美術館」ですが、この美術館は2020年6月に多摩信用金庫の新本店ビル内に開館したものです。
そこで開催されていたのが「相田みつを展~未来へのまなざし~」です。これは、多摩信用金庫が今年12月に創立90周年を迎えるにあたり、その記念事業として開催されたものでした。6月25日の会期末近くでもあり入館者はとても多く感じました。
皆さんよくご存じの相田みつをですが、書家・詩人として独自の世界観を「書」として表現した方で、1984年に出版された『にんげんだもの』で広く知られるようになりました。
つまづいたって いいじゃ ないか にんげんだ もの
しあわせは いつも じぶんの こころが きめる
うつくしいものを 美しいと思える あなたの こころが うつくしい
言葉から感じるものよりも、やはり相田みつをの「書」と対峙したときに感じるもの、これはなかなか言葉では言い表せない、心にグッと迫りくるものがありました。
展覧会を楽しんだあとは、今年の12月末で営業終了となるパレスホテル立川内の中華料理店でランチとなりました。
近藤さんは、前日までコートギャラリー国立で開催されていたグループ展に布を使った作品を出品していた作家ですし、三浦さんの写真は趣味とはいえプロ並みの腕前、私は趣味として楽しんでいるフルートと、それぞれ違う分野のお話や近況などの話で盛り上がり、美味しい食事とともに楽しい時間を過ごすことができました。
次回は、もっと多くの方に参加いただき楽しい時間を共有できればと思っています。
以上
鈴木幸雄